海外旅行にはどうやってお金を持ち歩く?
2016/10/26

海外旅行に行きたいけどもしくは、行くのは決まっているけどお金はどうやって持っていけばいいのか?
クレジットカードなら現金持ち歩く必要がないけど使えなかったら困るから、現金を持ち歩いた方がいいのか・・・
海外旅行に行く前にここで結構頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか?
今回は私が海外旅行をした時の経験から、いくつかのお金の持ち方を比較していきたいと思います。
現金はいつでもどこでも使えるけど安全面に不安あり
現金を持っていることによる、最大のメリットは何と言ってもどのような場面でも使うことができ且つ、支払いもスムーズに済むことではないでしょうか?
様々なところを訪問していれば現金しか使えないところもありますし、少額の買い物でわざわざクレジットカード支払いをしてサインをするくらいなら現金で済ませた方が簡単に済む、という点では、現金は欠かせない所持方法です。
また、海外のホテル等ではマナーとなっている、チップを渡す際も現金が必要になります。
こうしてみると一見、現金で持つのが一番いいと思いますがデメリットもあります。
現金で持って行くには両替すると思いますが、その時の手数料がクレジットカード決済と比べると高いです。
年一回しか行かないからいいや、と思うのであれば特に気にすることではないことですが一般的に、1ドルあたり2〜5円の手数料がかかります。
安全面という観点から見ると、現金の持ち歩きは危険です。
例えば、旅行中の全財産を一つの財布に入れていて、それを落としたり盗まれたりでもしたら最悪です。。
楽しい旅行になるはずだったのに悲しい思い出が残ることになってしまいます。
クレジットカードは現金を持ち歩く必要がないが使えないところもある
クレジットカードを持ち歩くことによるメリットで最初に思い浮かぶことは、多額の現金を持ち歩く必要がないということではないでしょうか?
私もそれが一番のメリットと感じています。
それ以外でも、手数料が現金に両替する時の手数料より安いというのもメリットの一つです。
また、クレジットカードによっては旅行保険がついているものもあります。
現金を持ち歩くのは危険で手数料が現金の両替より安いならクレジットカードだけ持って行けばなんとかなるんじゃないか!と思いますよね?
ですが、クレジットカードにもデメリットはあります。
大抵のお店では使えますが、地方や小さいお店では使えないことがあります。
あと、クレジットカードの利用が可能となっていても、日本で発行したクレジットカードだと機械によっては読み取ってくれないこともあります。
また、日本で使っていて経験している人もいるかも知れませんが、ついつい使いすぎてしまい、忘れた頃に届いた請求書の金額を見て青ざめる・・・ということも。。。
海外専用プリペイドカード、デビットカードは使いすぎの心配なし
海外専用プリペイドカード、デビットカードってそもそも何?って思う人がいるかもしれないので簡単に説明します。
- デビットカード
買い物でもATMでも利用可能な銀行キャッシュカード。
事前に口座に入金しておき(基本日本円)、現地で必要な現金を引き出して使うもよし、クレジットカードとして使うもよし。
代表的なのが、楽天銀行デビットカード(Visa)、楽天銀行デビットカード(JCB)、スルガVisaデビットカード。 - 海外専用プリペイドカード
デビットカードと基本的には同じだがその名の通り、海外でしか利用できないカード。
海外での使い方はデビットカードと同じ。
代表的なのがMasterCardグループのマスターカードプリペイドマネージメントサービシーズジャパン(株)が提供するキャッシュパスポート。
日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドルの7つの通貨が入金可能なので、旅行先の通貨を入金しておくことができます。
もし、旅行先の通貨がなければ、日本円で入金しておけば現地ではデビットカードと同様に使用可能です。
これ以外にも、カード発行時にスペアカードも無料で発行されるので万が一、カードを紛失してもコールセンターに連絡すれば、紛失したカードの利用停止とスペアカードの利用開始がすぐにできます。
それと、最近はキャッシュパスポートを使うとTポイントを貯められるようになったみたいです。(私が作った頃はなかった。。)
ここまででお気付きの方もいるかもしれませんが、上記のカードは事前に口座入金やチャージした金額が限度額となり、使った時点でその金額が口座(チャージ額)から引き落とされます。
これがクレジットカードとの大きな違いです。
クレジットカードは引落口座にどれだけ残っているかは関係なく、基本的にカード発行時に限度額が決められるので使いすぎてしまうと後で支払いに困る、ということがあります。
しかし、デビットカードや海外専用プリペイドカードに関しては口座入金(チャージ)した金額分しか使えないのでお金の無駄遣いを防ぐことができる、というメリットがあります。
また、これらのカードはクレジットカード作成時には所定の審査があるのに対し、審査がないので初めてカードを作る人、未成年の人でも作成可能です。
これらのカードにももちろん、デメリットがあります。
ここまで読んで既に感じていらっしゃる方もいるかもしれませんが、事前入金(チャージ)が面倒です。
それと、手数料があまり安くないです。
キャッシュパスポートに関して言うと、入金するのに入金額の1%の手数料が取られます。(5万円入金したい時は手数料500円かかる。)
それと、これらのカードはホテル予約等のデポジット(保証金)には使えないことが多いです。
これらのことから、今までクレジットカードを使ったことがない方にはお勧めできるカードだと思います。
デビットカードへ入金する時は基本的に日本円を入金するので、時間がある時に入金すればいいですが、海外専用プリペイドカードを使うのであれば、入金時のレートが適用されるので円高の時を見計らって入金した方がいいです。
結論はクレジットカードと現金の併用をおすすめ
ここまで見てみると、デメリットが気になってどうしたらよいかわからない!となると思います。
でも現金を一銭も持ち歩かないわけにも行きませんし、多額の現金を持たないようにするにはクレジットカードを持たないわけには行きません。
正直、デメリットがないお金の持ち方なんてありません!
そう考えると自ずとお金の持ち歩き方として、どれかに一本化することは望ましくないことが分かるかと思います。
その場面場面に応じて使い方を変えて行くべきです。
ということで、海外旅行に行く時はクレジットカード2枚(またはクレジットカードとデビットカード/海外専用プリペイドカード)と必要最低限の現金を持っていくのが望ましいです。
クレジットカード2枚と言っているのは、お店によってJCBしか使えないとか、VISAしか使えないということがあるからです。
これまでの経験上、JCB、VISA、MasterCardのいずれかを持っていれば大抵のお店では利用可能です。
また、クレジットカード2枚のうちの1枚をデビットカードもしくは、海外専用プリペイドカードにしてもいいでしょう。
ちなみに私は忘れた頃の請求額に悲鳴をあげたくないので、海外専用プリペイドカードをメインで使用、クレジットカードはプリペイドカードの残額が少なくなってきた時、現金しかダメな時だけ現金を使うようにしています。
現金の持ち歩き方にはちょっと注意してほしいことがあります。
これは私の経験からですが、現金は以下のように分けておく方が良いです。
- 紙幣用(これは外では極力出さない。③の残額が少なくなったらここから補充)①
- 小銭用(基本的に現金を使うときはこれを出す)②
- 1日で使うと思われる必要最低限の紙幣用(小銭がない時だけ出すようにする)③
③については②と一緒でもいいですが、紙幣はなるべく他人には見せないようにしましょう。
なぜこんな面倒なことを言うかというと、財布からお金を出すのにごそごそしているところを奪われたり、1ユーロ貨してと言ったのに財布に紙幣が入っているのが見えるとそれを無理矢理奪う人がいるのです。
日本人はお金を持っているように見られがちなので普段、日本で生活しているようにしていると盗難に遭うことがあります。
なので、十分に気をつけていただきたいと思います。
ここまで、駆け足で書いてきた感じになりましたが他にもこれは便利!と思うカード等があればご紹介していけたらいいなと思っています。